■第1巻目次……
◎第1章…古代オリエントと古代世界における図書の体系化
古代オリエント諸国の目録/ギリシアおよびローマの図書館目録,カリマコスの『ピナケス』/古代の哲学分類
◎第2章…5-11世紀 中世初期における図書の体系化
「学芸三科」と「学芸四科」/5-9世紀の図書館目録/セヴィリヤのイシドルスの『語源論』/5-9世紀ビザンチンおよびアラビアの文化/アラビアの百科事典
◎第3章…12-14世紀における図書の体系化
12-14世紀の文化/大学の設立,教育システム/12-14世紀の図書館目録/図書分類(アルダンス,ヴィンサン・ド・ボーヴェ,アングリカス,ラティーニ)/ロジャー・ベーコンの分類
◎第4章…15-16世紀 ルネサンス期における図書の体系化
人文主義,宗教改革,大学/15-16世紀の図書館分類/ヴァラおよびマフェイの百科事典/コンラート・ゲスナーの分類/15-16世紀の哲学分類
◎第5章…17世紀における図書の体系化
17-18世紀の図書館と「学部システム」,ライプニッツの分類/17世紀における図書館分類の理論/17世紀後半の図書館=書誌分類,「フランス・システム」/フランシス・ベーコンの分類/デカルト,ホッブス,ロックの分類
◎第6章…18世紀における図書の体系化(1789年のフランス革命まで)
ディドロとダランベールの分類/18世紀の図書館分類/ヨハン・フランケの『体系』
◎第7章…フランス革命期および19世紀初頭の分類改革構想
革命期の学問分類/図書館分類の改革構想(カミュス,マッソーリ,パレン)/ティエボおよびブテンションの分類/ベーコン体系の変容
◎第8章…フランス王政復古期におけるフランスの分類,その他諸国の分類
フランスにおける反動の流れ(ペーニョ,バルビエ,アシャール)/ジャック・シャルル・ブリュネの分類/その他ヨーロッパ諸国の図書館=書誌分類/シュッツ,フフラント,エルシの分類/ヴィルヘルム・クルクの分類
◎第9章…11-17世紀 ロシアにおける図書の体系化
キエフ・ロシアの図書文化と図書館/15-17世紀の図書文化/15-17世紀の図書館/図書の体系化と目録
◎第10章…18世紀 ロシアの図書の体系化
ピョートル一世の改革と図書館/科学アカデミー図書館とその目録/アンドレイ・ボグダーノフの学問分類/ニコライ・バントゥシ=カーメンスキーの書誌分類/モスクワ外務省文書館の分類/アレクサンドル・シュムリャンスキーの分類
■第2巻目次(抄)……
◎第1章…学問分類の発達における19世紀の図書体系化の特徴
世紀初頭の学問と技術の状況と図書分類/エンゲルスの学問分類/図書分類における自然科学と社会科学の配列/高等教育の発達と図書の体系化/出版と図書館蔵書の成長ならびに図書分類
◎第2章…19世紀70年代の図書体系化(フランス・イギリス・合衆国・イタリア)
デュルバン「システム」/「フランス・システム」原則再検討/サン=シモン,コントの分類/アンペールの分類/ジュフロワ・サント=イレルの分類/フルベールおよびメルレンの分類/フランチェスコ・パレルモの分類
◎第3章…19世紀70年代の図書体系化(ドイツ)
図書分類におけるヘーゲルその他の哲学者の影響/図書館分類の理論/ヨハン・エルシの分類/シライエルマッハーの分類/ドイツ分類の意義
◎第4章…19世紀70年代までのロシアの図書体系化
ロシア分類の全般的特徴/オリーニン『新書誌体系の試み』/ロシア科学アカデミー図書館の分類/「読書の家」の分類/19世紀ロシア分類の意義
◎第5章…19世紀70年代以降の諸国の図書体系化
分類の全般的特徴/『記憶術分類』/デューイ『十進分類法』/カッター『展開分類法』/デューイとカッターの分類法の普及/ハルトヴィヒ『実質目録体系』/ボナッツイ『図書館のための体系目録』/国際分類法の最初の試み/19世紀後半の分類の意義
◎第6章…第二次大戦までの20世紀の図書体系化
『十進分類法』ブリュッセル版の初版/メルヴィル・デューイ『十進分類法』の進化/普及/利点と欠点
◎第7章…第二次大戦までの20世紀の図書体系化(大図書館分類とデューイの変形)
全体的傾向/アメリカ議会図書館分類/中国と日本におけるデューイおよびカツター分類の適用/ヘンリー・ブリスの『書誌分類法』
◎第8章…第二次大戦までの20世紀の図書体系化(新たな試み)
理論の全般的傾向/『主題分類法』/『実用目録時代の組織化』/『時代分類法』/『新分類』他/ランガナータン『コロン分類法』
◎第9章…第二次世界大戦後の諸国における図書体系化
分類法発達の全般的傾向/『国際十進分類法』戦後の展開/デューイ『十進分類法』第15版/新分類体系/分類研究グループの仕事……
〔以下、第12章まで続く〕■