書誌・出版史・書物メディア史のシリーズ * 文圃文献類従 67 *
日本児童雑誌編集者会機関誌『鋭角』
―高度成長期のマンガ・出版・読書
編・解題―竹内 オサム 【全二巻・別冊】[編集復刻版]
―本書の特徴―
①1950年代は、子ども雑誌がマンガ掲載量を増やし、
マンガ雑誌へと変貌していく時期であった。
月刊誌から週刊誌の時代へ、編集者とマンガ家が共存。
②戦後マンガ文化を形成していく過程が、
本書を読むことでつぶさにわかる。
本書は1959年の少年週刊誌創刊、
1965年の少女週刊誌創刊を記録しており、
戦後のマンガ状況や編集者の活動を知ることができる。
③子どもの読書実態が数多く誌面に掲載されていて、
読者論としても有用な資料。
漫画の比重が急速に高まって行った高度成長期児童雑誌を照射。
『鋭角』は、戦後マンガ文化を考える際の必読資料。
第一巻(288頁)
『鋭角』1~43号
(1955年9月~59年12月)
第二巻(240頁)
『鋭角』44~91号〔※72、78欠号〕
(1960年1月~70年7月)
別冊(50頁)
ISBN 978-4-909680-23-5(別冊のみ分売可1,000円)
*解題・総目次・索引・推薦文
編・解題ー竹内 オサム(同志社大学教授)
推 薦ー宮本 大人(明治大学国際日本学部准教授)
造 本ーA5判・糸上製函/並製(別冊のみ)・総578頁
刊 記ー2019年2月
揃 価ー41,000円 ISBN 978-4-909680-22-8