本書は植民地朝鮮における「中央医療機関」として
1910年に設立された朝鮮総督府医院の業務報告書である。
疾病を73種類に分類し、民族別(「内地人」・「朝鮮人」・「外国人」)、そして男女別に患者数などの定量データを記載。さらにこの定量データ以外の情報が本書に散りばめられており、その細部に踏み込んだとき、従来の植民地期朝鮮医学史研究では見過ごされてきた事実に遭遇、その歴史叙述に新たな展望が開かれる。
【第一回配本】2020年5月 配本揃価25,000円 ISBN978-4-909680-72-3
第五巻(B5並製、282頁)
『朝鮮総督府医院第14・15回年報(1927-1928年)』(朝鮮総督府医院、1931年)
別巻(A5並製、約150頁)別巻のみ10,000円 ISBN978-4-909680-75-4
佐藤剛蔵『朝鮮医育史』(佐藤先生喜寿祝賀会、1956年)*解題・総目次
【第二回配本】2020年11月 配本揃価30,000円 ISBN978-4-909680-73-0
第二巻(B5並製、326頁)
『朝鮮総督府医院第5回年報(1917年)』(朝鮮総督府医院、1919年)
第三巻(B5並製、184頁)
『朝鮮総督府医院第11回年報(1924年)』(朝鮮総督府医院、1926年)
【第三回配本】2021年5月 配本揃価33,000円 ISBN978-4-909680-74-7
第一巻(B5並製、544頁)
『朝鮮総督府医院第3回年報(1914-1915年)』(朝鮮総督府医院、1917年)
第四巻(B5並製、184頁)
『朝鮮総督府医院第13回年報(1926年)』(朝鮮総督府医院、1928年)
編・解題―愼蒼健
造 本―B5判(別巻のみA5)並製/総1,728頁
揃 価―88,000円(配本毎分売可)