『近代読者資料集』

全八巻・別巻

編―小林昌樹/新藤透


近代出版という我々の経験は何だったのか

アジア太平洋戦争期にかけての「読書」の激動期、その時代の資料がいちばん欲しいのだが、今までそれが難しかった。その欠落を埋めるものが今回の復刻である―


【第一回配本】2023年10月 ISBN978-4-910998-35-0 配本揃価33,000円

 

第一巻(230頁)

一 読書調査編

(資料1)『小学児童思想及読書傾向調査』(東京市社会局庶務課、1926年)

(資料2)『中等学生の読物調査―新聞紙に就いての考察(『教護パンフレット』第四十四輯)』(大阪府中等学校校外教護連盟、1934年)

(資料3)『秋田県中等学校小学校読物調査』(秋田県教育会社会教育研究部、1937年)

(資料4)少年倶楽部編『学校の成績と課外読物(『東京通信』第五二四号)』(大日本雄辯会講談社、1937年)

(資料5)『山口文庫図書閲覧状況 第四輯』(山口文庫芝浦支部、1942年)

 

第二巻(560頁)

一 読書調査編

(資料6)阪本一郎『読書指導の研究』(日本経国社、1944年)

 

【第二回配本】2024年4月 ISBN978-4-910998-36-7 配本揃価39,000円

 

第五巻(360頁)

二 読書マニュアル編

(資料15)伊藤新一編『小學校ニ於ケル讀書教育ノ實際』(明木図書館、1933年)

(資料16)『青年と読書(民衆文庫第百二十八篇)』(社会教育協会、1937年)

(資料17)『大衆読書案内 第一部―新体制下何を読むべきか/附. 隣組文庫の提案(姫路文化研究会叢書 第一輯)』(中国新報社、1941年)

(資料18)小林順一『一日一時間読書(『青年講座』4月号)』(社会教育協会、1943年)

(資料19)仙田正雄『図書利用法 上巻』(八幡製鉄所教育局、1944年)

(資料19)仙田正雄『図書利用法 下巻』(八幡製鉄所教育局、1945年)

 

第六巻(176頁)

三 読書選定目録編

(資料20)奈良県立奈良図書館 編纂『通俗図書館良書目録』(木原文進堂、1926年)

(資料21)『何から読むべきか―社会問題研究法―』(無産社、1928年)

(資料22)『少年読物選定目録』(台湾教育会、1931年)

(資料23)『最近多く読まれた良書二百種 附. こどもの本五十種』(台湾総督府図書館、1932年)

 

別巻(分売可:3,000円)

ISBN978-4-910998-39-8

(資料28)『書棚 附 ティーテーブル 小物台・花卉棚 家具写真集成5』(洪洋社、1933年)

*別巻に解題、推薦文、総目次細目、執筆者名索引、発行年月一覧表を収録

 

【第三回配本】2024年10月 ISBN978-4-910998-37-4 配本揃価44,000円

 

第七巻(382頁)

四 読書随筆編

(資料24)『読書趣味の座談会速記録(白銀日新堂主催)』(白銀禮治、1931年)

(資料25)阿部芳治『読書についての断想』(1933年)

(資料26)阿部芳治『「読書についての断想」に寄せられたる書翰集』(1933年)

 

第八巻(280頁)

四 読書随筆編

(資料27)田口稔『読書遍路』(吐風書房、1943年)

 

【第四回配本】2025年4月 ISBN978-4-910998-38-1 配本揃価42,000円

 

第三巻(372頁)

一 読書調査編

(資料7)『読書傾向世論調査 昭和24年度』(県立宮崎図書館、1950年か)

二 読書マニュアル編

(資料8)『趣味の読書日記(男子及婦人用)』(鳳鳴舎、1922年)

(資料9)今達磨編『図書館案内―経営と執務の参考書』(国民読書普及会編集部、1923年)

 

第四巻(280頁)

二 読書マニュアル編

(資料10)京都府学務課編纂『読書箴 通俗図書館籍目録』(向陽社、1926年)

(資料11)『地方読書案内』(高知県立図書館、1929年)

(資料12)『読書手引』(飯島村図書館、1930年)

(資料13)今澤慈海『家庭と読書』(社会教育協会、1930年)

(資料14)『読書学集団規程』(千葉県図書館、1932年)


解  題―小林昌樹/新藤透

造  本―上製A5判(別巻のみ並製B5判)/総約2,722頁

揃  価―158,000円(配本毎分売可/別巻分売可)