*文圃文献類従 72*
近代日本製本関係雑誌集成 1
―大正・昭和初期編
小黒浩司―編・解題 全七巻・別冊(編集復刻版)
1920年代から30年代は、日本の製本界の一大発展期であった。
読書の大衆化により、大量出版の時代が到来。早く、安く、多数の本を造ることが求められ、製本界にも機械化の波が押し寄せ、製本や印刷などの周辺業界も活況を呈した。
製本労働の変容は、20世紀初頭の労働運動の高揚とも関連し、時に深刻な対立を生み出した。本集成は、当時の生々しい様を伝えている。
本集成は、往時のこの国の製本界の諸相を映し出す貴重な情報源であるとともに、近代日本のあゆみを解き明かすことができる一級の資料でもある。
【第一回配本】2019年9月 配本揃価 37,000円 ISBN978-4-909680-47-1
第一巻 『日本製本時報』1巻1~4号(日本製本時報社、1918年11月~1919年12月)
第七巻 『東京製本同業組合月報』28、29号(東京製本同業組合、1927年〔4月〕~6月)
『製本業報』創刊号(1巻1号)~4号(製本業報社、1927年7月~12月)
【第二回配本】2020年4月 配本揃価 39,500円 ISBN978-4-909680-48-8
第二巻 『日本製本時報』2巻1~4号(日本製本時報社、1920年5月~1920年10月)
第三巻 『協会月報』2巻2号~3巻1号(帝国製本技工協会、1926年2月~27年1月)
別冊 解題・総目次・製本所名索引、執筆者名索引 ISBN978-4-909680-51-8 別冊のみ分売可2,500円
【第三回配本】2020年10月 配本揃価 37,000円 ISBN978-4-909680-49-5
第四巻 『協会月報』3巻2号~4巻新年号〔1号〕(帝国製本技工協会、1927年2月~28年1月)
第五巻 『東京製本同業組合月報』7号~15号〔16号欠〕(東京製本同業組合、1925年7月~〔26年3月〕)
【第四回配本】2021年4月 配本揃価 18,500円 ISBN978-4-909680-50-1
第六巻 『東京製本同業組合月報』17号~27号(東京製本同業組合、〔1926年5月~27年3月〕)
編・解題―小黒浩司(作新学院大学教授)
造 本―A5判・上製糸かがり(別冊のみ並製)・総約2,220頁
揃 価―132,000円(配本毎・別冊分売可)