書痴を介して近代日本の断片を伝える上質なテキスト
近代日本を代表する書痴、「少雨荘」こと斎藤昌三(1887-1961年)が手がけた雑誌『書痴往来』。昌三をはじめとする書痴らが、いかに戦後復興期を過ごしたのか、その軌跡を記録した貴重な史料である。本復刻版では『書痴往来』計17冊に加え、斎藤昌三『少雨荘交游録』(1948年、梅田書房)、同『紙魚地獄
少雨捜第七書物随筆集』(1959年、書痴往来社)を収録。
それぞれを行き来しながら眺めることで、戦後の書痴/書痴の戦後が立体的に浮かび上がる――
【第一回配本】2023年11月 ISBN978-4-910998-40-4
配本揃価38,800円
第一巻(280頁)
『書痴往来』(書物展望社/書痴往来社、1952年11月~1957年12月)
第二巻(394頁)
『書痴往来』(書痴往来社、1958年4月~1960年4月)
【第二回配本】2024年5月 ISBN978-4-910998-41-1
配本揃価37,000円
第三巻(268頁)
『斎藤昌三翁蔵書目録』(1963年3月)
『少雨荘文庫御旧蔵 雑誌の華』(朝倉書店、1936年)
第四巻(306頁)
『少雨荘交游録』(梅田書房、1948年)
『紙魚地獄 少雨捜第七書物随筆集』(書痴往来社、1959年)
別 冊 ※分売可:1,200円 ISBN978-4-910998-42-8
*解題、総目次、索引
解 題―大尾侑子
造 本―上製A5判(別冊のみ並製)/総約1,300頁
揃 価―75,800円(配本毎分売可/別冊分売可)