1940年なぜ『満洲国語』という雑誌が生まれ、
なぜわずか十ヶ月あまりで消えてしまったのか。
「多言語国家」をめざしたともいえる「満洲国」にあって、
具体的な言語政策はどのような方針にもとづいておこなわれたのであろうか。
本誌は一年に満たぬものであり、二〇冊に届かない雑誌である。
しかし、統一した
「国語」を創出しようという熱意や日中双方の
「国語」に対する認識のずれも読みとれる貴重な資料である。
さらに作家たちの言語にかかわるさまざまな意識も教えてくれる。
【第一回配本】2016年11月 配本揃価55,000円 ISBN978-4-907236-61-8
一巻(400頁)
『満洲国語』〔日語版〕1~3号(1940年5月1日~7月1日)
*解題・総目次・著者名索引
二巻(392頁)
『満洲国語』〔日語版〕4~7号(1940年8月1日~11月1日)
三巻(376頁)
『満洲国語』〔日語版〕8~11号(1940年12月1日~41年3月1日)
【第二回配本】2017年5月 配本揃価44,800円 ISBN978-4-907236-62-5
四巻(232頁)
『満洲国語』〔満語版〕1~2号(1940年5月1日~7月1日)
五巻(304頁)
『満洲国語』〔満語版〕3~5号(1940年8月1日~10月1日)
六巻(296頁)
『満洲国語』〔満語版〕6~8号(1940年11月1日~41年3月1日)
推 薦―安田 敏朗(一橋大学大学院言語社会研究科准教授)
ダニエル・ロング(首都大学東京人文科学研究科教授)
造 本―A5判・上製函糸・総2,000頁
揃 価―99,800円(配本毎分売可)
原本提供―西原和海ほか