1941年12月、日米開戦直後に公布された新聞事業令によって、
政府の意のままに新聞社の統廃合を行うことが可能となり、一県一紙体制が成立した。
一方、統制を逃れ、「外地」に新天地を求めるものも少なくなかった。
敗戦後、統制は撤廃され、各地域に新興紙が誕生。
こうした動きは、自ずとそこで働く新聞人・記者の流動化を促した。
本書により戦中・戦後を貫く新聞文化メディア人の移動・異動を見通すことが可能になる。
【第一巻】420頁
『報道戦士』 (日本新聞会、1942年8月)
「内地新聞人名簿〔昭和19年4月〕」 (『日本新聞会便覧』日本新聞会、1944年12月)
*人名索引、監修のことば
【第二巻】330頁
『新聞要覧―昭和21年版』(外務省情報部、1946年3月)
監 修ー井川 充雄(立教大学社会学部教授)
造 本ーA5判・上製函・総750頁
刊 期ー2015年12月
揃 価ー40,000円 ISBN978-4-907236-50-2