→東京/大阪出版の近代期黄金時代を映し出す資料の刊行
→個別の出版社史を超えて、層としての出版「メインストリーム」が直面した共通課題、またその
活動
→書誌学の重要課題たる出版・文化史の根本資料
→谷沢永一「大阪近代史出版史文壇史参考文献目録」(『大阪府立図書館紀要』10号・1974年、「大阪の出版文化特集」)で、早くからその重要性が指摘されていた書籍ならびにその類縁関係書をも網羅する集成コレクション
東京出版協会――出版界の中心である東京市内の出版業者を網羅した団体である。雑誌発行業者の「日本雑誌協会」、中等教科書発行業者の「中等教科書協会」と並んで全出版界の根源をなす。本会は単に書籍出版業者の団体として最も強力というだけでなく、近代日本の出版界で一番早く組織されたという点からみても重要な団体。
東京と別種の発達をとげた大阪出版の先駆者として使命を果たしてきた団体。1916年大阪市内の創設であるが、その精神は大坂本屋仲間以来240年の伝統による。――大阪図書出版業組合
【第1巻】
◎『東京出版協会十五年史』 東京出版協会協会編・発行/1929年
*附録資料=『図書祭の精神』 東京出版協会、東京書籍商組合編・発行/1936年
【第2巻】
◎『東京出版協会二十五年史』 東京出版協会編・発行 1939年
【第3巻】
◎『大阪図書出版業組合二十年史』 大阪図書出版業組合編・発行 1936年
◎『大阪図書出版業組合記念史』 大阪図書出版業組合残務事務所編・発行 1943年
*附録資料=出版社・新聞名索引、全三巻総目次
監 修/大久保 久雄(元東海大学講師、人物資料館主宰)
附録資料―全三巻総目次/出版社・新聞名索引をあらたに作成し付す
造 本―A5判・糸上製函・総約950p
刊行時期ー2008年12月
揃 価 格―50,000円(分売不可)
第1巻 ISBN9784907789565
第2巻 ISBN9784907789572
第3巻 ISBN9784907789589
推 薦/谷沢 永一(関西大学名誉教授、日本近代文学・書誌学)