「若い根っこ」の生活記録―高度成長期の勤労青年サークル
【単行本編】全四巻
著者―加藤日出男 編・解題―阪本博志
高度成長期当時、都市に流入した勤労青年たちによって、数多くのサークルがつくられた。
そのなかで会員数3万2000人を擁し最大規模を誇ったのが、加藤日出男(1929~2019)が結成し終生会長を務めた、「若い根っこの会」である。
『「若い根っこ」の生活記録―高度成長期の勤労青年サークル』では、
①〈単行本編〉として、入手困難で図書館の所蔵も限られている加藤の初期著作を精選復刻
会の沿革やその模様を知ることができるのみならず、未組織の勤労青年たちの生活や活動を記録したものとしても貴重。
②〈雑誌編〉では、1960年代前半の同会機関誌『若い根っこ』を復刻
所蔵する機関(図書館・研究所)のない同誌は、同会を知ることにとどまらず、高度成長期の勤労青年を知るうえできわめて重要な文献。
高度成長期の青年サークルの一級資料であることはむろん、
勤労青年ひいては高度成長期を探究するうえで不可欠の文献資料。
【単行本編】
第一回配本(2020年6月)22,000円 ISBN978-4-909680-89-1
第一巻【単行本編①】A5横版並製(248頁)
『東京の若い根っこたち―ある青年団長の手記』(第二書房、1957年)
『根っこ』(トモブック社、1960年)
*刊行のことば
第四巻【単行本編④】A5横版並製(216頁)
『根づよく生きるぞ(実日新書25)』(実業之日本社、1964年)
『生きるぞ!雑草のように―若い根っこの生活記録』(サンケイ新聞出版局、1965年)
第二回配本(2020年12月)26,000円 ISBN978-4-909680-90-7
第二巻【単行本編②】A5横版並製(約280頁)
『友情行進曲―嵐の中の若者たち』(東京信友社、1960年)
『根っこ物語』(トモブック社、1960年)
第三巻【単行本編③】A5横版並製(約270頁)
『若い太陽―根っこ先生の記録』(トモブック社、1961年)
『かあさん長生きしてね』(根っこ文庫、1961年)
2024年12月刊行【雑誌編】の詳細はこちら
【単行本編】
著者―加藤日出男
編・解題―阪本博志
造本―全4巻、A5横判、並製、総約1,020頁
揃価―48,000円(配本毎分売可)