佐野友三郎館長『山口県立山口図書館報告』
―近代初期公共図書館のあゆみ(日本図書館学資料大系1)
編・解題―小黒浩司
上下巻+別冊【復刻版】
※お詫びと訂正
本書にて下記の誤記がございます。心よりお詫び申し上げますとともに訂正いたします。
別冊 10頁 5-6行目
誤:「三多摩郷土資料研究会編の『地域資料入門』では、佐野を今澤慈海(東京市立)、今井寛一(大阪府立)と並ぶ郷土資料収集の先覚者に挙げるが、」
正:「三多摩郷土資料研究会編の『地域資料入門』では、佐野を今澤慈海(東京市立)、今井貫一(大阪府立)と並ぶ郷土資料収集の先覚者に挙げるが、」
二十世紀初頭、全国の図書館の先頭を走っていた県立山口と佐野には、
図書館の今後について論を立てることが求められ、
『報告』はその発信の場であった。
県立山口図書館は、わが国の公共図書館サービスの原点となる諸事業を展開し、金大公共図書館の基礎を確立。また、県立山口初代館長・佐野友三郎は、先駆的な図書館経営を行った近代日本図書館史上の重要人物。
県立山口の近代図書館史上に果たした役割、佐野友三郎という図書館人のありかた、戦時期における地域図書館の実情などを考える際、『報告』は幅広い気付きを与えるだろう。
【一巻】約350頁
『山口県立山口図書館報告』1~13号(山口県立山口図書館、1905~1909年)
【二巻】約300頁
『山口県立山口図書館報告』14~17号、30、37、44、49、50号(山口県立山口図書館、1910~1943年)
【別冊】約30頁
解題、総目次細目
解 題―小黒浩司
造 本―並製・A5判・総約680頁
刊 記―2023年2月/上下巻+別冊
揃 価―40,000円(別冊のみ分売可―1,000円)
ISBN978-4-910998-02-2(別冊のみ:ISBN978-4-910998-03-9)